弁護士が職務質問を断った結果

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この前、休みの日に出かけていたら警察から職務質問を受けました。

 

最初に言っておくとかっこ良く撃退したとかいう話ではありません。
どちらかと言うと胸糞です。

 

弁護士が職務質問を断った結果

 

私はこの日、多摩川をわたって自転車で出かけていました。
橋のたもとに警察官が3人ほどいます。

 

「ああ、職質か」と気付き、同時に「今日は拒否してみよう」と思ったのです。

 

多摩川の橋の所にはよく警察がいます。
ここは県境なので、他県で購入(登録)した自転車を持っている人がたくさん通るわけですが、他県登録の自転車の場合、照合にすごく時間がかかる(ことがある)のです。

 

前に職質に応じた時は夜だったせいか20分以上待たされたことがありました。
というわけで、今日はもう断ってしまうことにしたのです。

 

 

警察は、「はーい、ちょっと止まって」、「最近こういったタイヤが小さい自転車がよく盗まれてるから、確認していいかな」などと声をかけてきました。

 

頭をよぎったのは、職務質問の判例に準拠するのか、それとも自動車の検問の判例に準拠するのかという点。
ただ、自転車は軽車両なので自動車に準拠するのだろうと判断しました。

 

もちろん、自動車だからといって職質は任意じゃないとダメという点は変わらないのですが、「公道において自動車を利用することを許されている当然の負担として、合理的な限度で行われる交通の取締りに協力すべき」との判示があります。

 

なお、これが交通検問なのか一斉検問なのかという点も考慮する必要がありますが(交通検問だと道交法を根拠に可)、私の自転車に整備不良はなかったこと、交通法規を守って進行していたこと、横を見ると26インチくらいのタイヤの自転車が止められていたことから、一斉検問であると判断しました。

 

以上より、この職務質問は「相手方の任意の協力を求める形で行われ、自動車(今回は自転車ですが)の利用者の自由を不当に制約することにならない方法、態様で行われる限り、適法」となります。

 

 

「嫌です」と言ってみた。

 

途端に警官がめんどそうな顔をして近寄ってきました。

 

警察はこういうとき体の距離を詰めてきます。
「ちかいよ!」と言いたい。
こうやってプレッシャーをかけろと指導されているのかもしれません。

 

警官「何で嫌なの」
私「前にすごく時間がかかったので嫌なんですよ。」
警官「そうは言ったってすぐ終わるから」
私「前もそう言って20分くらい待たされましたよ、大体これ任意でしょ?」
警官「だからこうしてお願いをしてるんですよ」
私「お願いならもう嫌ですと答えてるじゃないですか」

 

といったやりとりをしていると、もう一人の警官も近寄ってきました。

 

この人も近い。
圧力を感じます。

 

もう面倒になってきて応じようかとも思ったのですが、一度嫌と言ったのを翻すのもあれなのでもう少し拒否することにしました。

 

ちなみに、防犯登録は目立つ所に貼ってあるので警官からも見えるはずなのですが、あくまで了解を取るまでは確認しない模様

 

 

嫌だ嫌だと言っていると私の意思が硬いと判断したのか、警官は防犯登録を見るのをいったん諦め、色々と質問をしてきました。
名前は、住所は、今日はどこから来たのか、休みなのか等々、質問モードになったら根掘り葉掘りです。

 

何となく世間話みたいな感じになっていく中、職業を聞かれました。
ん?仕事??弁護士だと言ったら解放されるのか。気になる。

 

迷った挙句「弁護士です」と言ってみた。
…のですが、警官は、あっそう、という反応です。
「何か証拠あるの」と言われても、運動中だしバッジも名刺も持っていません。

 

しかも警官はこれを嘘と感じたようで、余計プレッシャーが強くなる始末。弱りました。

 

 

というわけですいません。
この辺でギブアップです
職務質問に応じてしまいました。

 

防犯登録のチェックは5分ほどで終了。
で、この段階で弁護士会の図書館のカードを持っていることを思い出して提示したところ、態度が変わりました。
建前は任意なんですが、それじゃやっていけないんですよ」とのこと。
まあ、気持ちは分かります。

 

というわけで、職質を拒否するのはまず無理だなあと思った次第です

 

なお、「任意でしょ、拒否します」と伝えて立ち去るのはお勧めできません。
警察は「疑いが強くなった」とか言って「必要最小限の有形力の行使」をすることもできてしまいます。

 

嫌な気分になったという人が多い職務質問ですが、警察も安全を守るために仕事としてやっています。
協力するのが一番早く終わるのかもしれません。

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