悠々自適な離島暮らしが…人口300人の島を二分する水牛問題

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悠々自適な離島暮らしが…人口300人の島を二分する水牛問題

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先日までやっていたアニメ「ばらかもん」。
五島列島の福江島を舞台にした素晴らしい作品でした。
のんびりとした離島生活に憧れた方も多いのではないでしょうか。

 

島を二分する水牛問題

 

さて、離島というと良いイメージばかり浮かんできてしまうのですが、世間が狭いことから一度問題が発生すると大変です。
そんな中、住民が2つに分かれて争っている島があると聞き、仕事のついでに調査してきました。

 

行き先は石垣島からフェリーで30分ほどの小浜島(こはまじま)。
きれいな海と浜辺があります。

 

この島の観光の目玉の一つが「水牛車」
水牛が引く荷台に乗って、三線の演奏と歌を聞きながらのんびりと島を巡るというゆるふわな乗り物。

 

争いはこの水牛車が原因で起きました。住民たちが「水牛車出て行け」という運動をしているのです。

 

確かに、水牛車が通るたびに自動車はバックして通過を待たなくてはなりません。
衛生面や景観面についても問題があるようです。島で生活する方々からすると水牛車はいわば「公害」なのです。

 

というわけで反対運動が起こるのもうなずけるのですが、事はそう単純ではありませんでした。

 

 

島にある水牛業者は2社、反対運動はそのうち1社に集中していた!

 

どうして1社だけに反対運動が集中するのか。
反対している人たちの言い分はこんな感じ。

 

・保育所や小学校、宗教施設が隣接している
・町並みの景観を損ねている
・衛生面に問題がある
・水牛が暴走する事故が起きてけが人が出た

 

一方、反対されている水牛業者の言い分はこんな感じ。

 

・自分たちの店が新しく町の中心部に引っ越して、島外の人間を雇っているので島の人ににらまれている。反対運動はもう一軒の水牛業者の嫌がらせだ。

 

うーん…どういうことだってばよ…

 

 

 

 

 

色々調べてみましたが、結局どちらの意見が正しいのかは分かりませんでした。

 

ただ、元々営業していた水牛業者も町の中心部にあるわけですから、引っ越してきた会社も古くからある業者に準じて営業すれば、景観面や衛生面についてはクリアできるはずです。

 

保育園や宗教施設が隣接しているというのは確かに心情的には問題かもしれませんが、そんなことを言い始めたら建物なんて建てられません。
建築基準法やその他の各種法令を順守すれば建築は許されるはずです。

 

とはいえ、事故が起きたというのはちょっと擁護できないですね…

 

ちなみに小浜島の観光客は年間大体15万人。
みたとこ観光客はみんな水牛に乗っていましたが、取りあえず10万人が水牛に乗ったとしましょう。

 

水牛は1回1200円ですが、フェリーとセットのチケットなどもあるようなので平均1000円くらい??とすると水牛車の売り上げは10万人×1000円で、年間1億円になります。

 

これだけの利益が出るなら是非自分もやってみたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、参入障壁は相当に高いです。

 

というのも、水牛車の全長が10メートルくらいあるため、細い島内の道を通過するには内輪差を計算しながら移動する必要があります。
水牛をここまで教えこむのは素人にはとてもできません。

 

結局、水牛に乗りたいときはどちらかの業者に行くしかないのです。

 

となってくると、悲しい話ですがお互いの業者に仲良く営業しろというのは難しいのかもしれません。

 

という湿っぽいはなしはここまでにして水牛車の感想ですが、正直とても楽しいです。
特に運転手のおじいさんの三線と歌が感動的でした。
それに島自体も非常に素敵な場所です。
早く争いが収まることを祈るばかり!です。

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